遅漏の原因と問題点、予防・改善方法

遅漏の男性は、オルガスムに達することが遅く、最適な射精のタイミングを逃してしまいます。
通常の人は、膣に挿入後5分以内にオルガスムに達します。一方で、遅漏の人は30~45分と長く多く場合、手淫で射精します。ここでは遅漏についての基本的な知識を紹介しています。

遅漏の原因

遅い漏れるの原因は大きく分けると器質的原因と心因的原因とに分けることが出来ます。

器質(きしつ)的原因

器質は器官そのもののことです。
ペニスは非常にデリケートで壊れやすく、過剰なオナニーや間違えた刺激の仕方により影響を受けやすい器官です。過剰・刺激の強いオナニーは、感覚神経を鈍感にさせ、感度低下を招きます。
また、陰茎折症(いわゆるペニスの骨折)などの怪我をした場合にも遅漏になる場合があります。

心因(しんいん)的原因

心因は気持ち・精神的な問題です。
過去のセックスの失敗やレイプなどのトラウマや何らかの理由でセックスに抵抗がある場合には深層心理が働き、興奮や感覚神経にブレーキがかかります。

また、抑鬱状態や神経症などで薬物を常用している場合も皮膚感覚の低下で早漏の状態になると言われています。

遅漏の問題点

女性器を傷つける可能性

男性にとって一般的に、遅漏は相手の女性に長く性的快感をもたらすことができると考えられるため、その点で早漏よりはましという見方がほとんどである。

しかしながら女性の意見は必ずしもそうではなく、むしろ長時間に及ぶ男性器の挿入で女性器が傷ついたり腫れたりするなど苦痛をともなう場合があり、早漏よりも嫌がられることも少なくない。

陰茎折症(いわゆるペニスの骨折)の可能性

早漏と違い遅漏の場合、あらゆる体位でセックスを楽しめるというメリットがあります。
しかし、ペニスの器官は非常に繊細なため長時間の過剰な負荷や無理な態勢をとることで、陰茎折症になる場合があります。そうなると、ますます遅漏になるどころか、ED(勃起不全)の可能性も充分に出てきます。

遅漏の予防

遅漏は意識的に予防することは困難です。
多くの場合、気づいたら射精までの時間が長かったとか言われて自分が遅漏だと気づくなどの場合が多いからです。 原因としては日常の自慰行為の仕方や精神的なものから遅漏の症状になります。

日ごろのオナニーの刺激を弱める

一般に遅漏の原因としてあげられるものが、自慰行為の仕方の良し悪しです。
非常につよいグリップ(握力・にぎり)でペニスを刺激してしまうと、セックスのさい膣圧では物足りなく感じ、射精になかなか至らないケースが多いようです。このように膣内で射精することが困難になる症状を膣内射精障害(ちつないしゃせいしょうがい)といいます。

興奮させるグッズを使う

遅漏の人が射精するためには更なる興奮が必要です。
なかなか射精できないと焦ってしまうと気持ちが冷めてしまいます。そこで、媚薬や精力剤を使って興奮度合いをグンと高めましょう。