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尖圭コンジローマとはどのようなものか
ペニス、膣内、肛門にブツブツのイボができる性感染症、尖圭コンジローマ
10代~20代の間で増えています。
感染しても、自覚症状がなく感染経路を特定するのが難しいといわれています。尖圭コンジローマとはどのようなものか症状や原因、検査、治療法をご紹介します。
尖圭コンジローマとはどのようなものなのか 目次
- 尖圭コンジローマとは
- 症状について
- 尖圭コンジローマ感染 男性の症状
- 尖圭コンジローマ感染 女性の症状
- 尖圭コンジローマ感染 口腔の症状
- 感染経路について
- 検査方法について
- 治療薬と期間について
- ネットで買える尖圭コンジローマの抗生物質
尖圭コンジローマとは
尖圭コンジローマとは全国で3.9万人の患者がいる性感染症です。
特に10代後半から20代に多く広がっています。
感染後はペニス、膣内、肛門にブツブツのイボができ、放置しておくと、腫瘍化し、イボがニワトリのトサカ状やカリフラワー状になり、亀頭やペニス全体を覆い尽くし、通常の日常生活や性行為を行うことが困難になります。また、ガンや出産した子どもの性器や皮膚、のどにイボができてしまいます。
尖圭コンジローマは感染してからイボが確認できるようになるまでに3週間から8ヵ月(平均2.8ヵ月)かかりますが、ほとんど自覚症状がないため気づかないうちに他の人に感染させるケースが多くあります。
尖圭コンジローマは一般に外科手術によって切除しますが、塗り薬のベセルナクリームで治療することもできるようになっています。
尖圭コンジローマの症状
尖圭コンジローマは感染してからイボが確認できるようになるまでに3週間から8ヵ月(平均2.8ヵ月)かかります。そして、症状もはじめのうちは軽いかゆみや痛みです。
放置しておくと、腫瘍化し、イボがニワトリのトサカ状やカリフラワー状になり、亀頭やペニス全体を覆い尽くし、通常の日常生活や性行為を行うことが困難になります。また、ガンや出産した子どもの性器や皮膚、のどにイボができてしまいます。
感染しても症状が現われるまで自覚症状がありません
尖圭コンジローマは自覚症状がほとんどないといわれています。
しかし、全くないというわけではなく、人によってはかゆみや痛みを感じることもあります。
尖圭コンジローマに感染して症状がでた画像
女性器にできた尖圭コンジローマ
男性器にできた尖圭コンジローマ
肛門や足にできた尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマの感染経路
尖圭コンジローマはHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスが感染することによって症状が現われます。感染は、セックスなどで皮膚や粘膜にある小さな傷から侵入して感染することが多く、サウナや公衆浴場で感染することもまれにあります。
しかしながら、1から2ヶ月の潜伏期間の後、3週間~8ヵ月かけてイボを形成することと自覚症状に乏しいため、いつ発病したのか誰から感染したかを特定するのは難しいとされています。
尖圭コンジローマの検査方法
尖圭コンジローマの感染部位は広く、
陰茎・亀頭・陰嚢・肛門・小陰唇・大陰唇・膣内・会陰部・大腿・まれに口唇・口腔内に、乳頭状・鶏冠状の疣贅(ゆうぜい)、俗に言う「イボ」を形成
しかし、尖圭コンジローマは表皮や粘膜上皮の感染するため、体内組織に移行することはなく、血液検査等はしません。
※摘出手術を行なうことが多く、健康状態やアレルギー等の確認のために血液検査をする場合があります。
診断方法は視診と採取検査
尖圭コンジローマはイボの形成に特徴的(乳頭状、鶏冠状)な形態を持つため、視診で十分診断がつくことが多いといわれます。しかし、視診だけではそれが尖圭コンジローマなのかそうではないのか、悪性なのか両性なのか判定することができません。そこで採取検査が行なわれます。
採取検査は液体窒素による凍結手術、電気焼灼手術、レーザー光線蒸散手術など治療と一貫して行なわれます。しかし、外科的手術であるため、患部が広いと痛みがあります。また、再発の可能性や、1回当りの治療費も数万円と高くなる場合もあるために容易に診断にいけない人も多いようです。
尖圭コンジローマの治療薬と期間
治療期間は1ヶ月から1年以上と人によって異なります。
現在、薬剤治療と外科手術があります。
- 薬剤治療
- ヨクイニン(漢方薬のハトムギ):抗腫瘍効果がある。
- ポドフィリン液:毒性の強い樹液を精製した薬剤(組織腐食作用)
- 5FU軟膏:抗がん剤の軟膏(DNA合成阻害作用)
- ブレオマイシン軟膏:抗がん剤軟膏(DNA合成阻害作用)
- ベセルナクリーム:尖圭コンジローマ治療薬
- 外科手術
- 液体窒素凍結手術
- 電気メス切除手術
- 電気焼灼手術
- レーザー光線蒸散手術
- 民間療法
- レモン汁:効果の作用機序不明
- ひまし油:効果の作用機序不明
- へた:効果の作用機序不明
尖圭コンジローマは治っても再発の可能性が高いため、
『女性も男性も、症状がなくなり、病変が消えて半年以上再発がなければ完治と考える』
特に、現在外的手術ではなくベセルナクリームという軟膏で治療することが増えています。
尖圭コンジローマ治療薬のベセルナクリームは、塗った部位の自分の免疫力を高める効果があります。
それによりウイルスの増殖を抑制したり、自分の免疫でウイルスに感染した皮膚の細胞を壊していくことにより、尖圭コンジローマに感染した細胞(イボ)を消失させる作用があります。
ネットで買える尖圭コンジローマの治療薬
アルダラクリーム(ALDARATMCream)
「アルダラクリーム」は、ベセルナクリームと同じ成分の尖圭コンジローマの治療薬です。
アルダラクリームは世界75ヶ国以上で使われている尖圭コンジローマの治療薬です。 現行の外科的療法に比べ痛みや出血など外部からの刺激が少なく、治療が簡便で再発率も低いとされます。
イボに直接塗ることで、ウイルスに対する免疫力を高め、ウイルスの増殖ををおさえます。そして、ウイルス感染細胞の障害により、イボを消失させます。
アルダラクリームの効果や副作用など詳細は
お薬110番 ベセルナクリームの項を参照してください。